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「写ルンです」がエモい。 女子大生に広がるブーム、衰える気配なし。

女子大生たちを中心に、使い捨てフィルムカメラ「写ルンです」の流行が続いています。

Instagramのハッシュタグ「#写ルンです」には69万2千枚以上の写真がアップされています。さらには有名ブランドやアーティストがコラボをしたり、芸能人たちが写真展を開いたり。

4年ほど前に始まったブームは、衰える気配を見せていません。いったい、なぜ女子たちは「写ルンです」の「魅力」はまるのか。このブームは、写真表現の新たな時代を切り開くことになるのでしょうか。

 

写ルンですとは…

富士フイルムが1986年(昭和61年)7月1日より販売開始したレンズ付きフィルムの登録商標(第2110978号ほか)で、同ジャンルのパイオニア的製品である。-ウィキペディア-

富士フイルムの発表によると、最盛期(97年)には写ルンですの年間販売台数が約9000万本を記録しましたが、その後減少を続け、2012年にはピークの20分の1以下の430万本まで減少。しかし、15年夏頃から再び売れ始め、販売台数が増加に転じたというから驚きです。

また原宿の富士フイルムの直営店では、売り上げが2014年以前より5倍も増えたそう。徐々に始まったブームは、衰える気配がない。

人気の理由

人気になったきっかけはInstagramによる写真ブームが大きく影響していると思われます。「富士フイルムによると、10 ~20 代に人気のある歌手やモデルなどが「写ルンです」の写真を投稿し始めたことが大きいという。

ではなぜ突然SNSに投稿を始めたのでしょうか。

理由はそのアナログなシンプルさと手軽さ。現在のiPhoneでもじゅうぶん手軽に写真が撮れると思うのですが、若者の感性からするとスマホのデジタル写真は「キレイ過ぎる」ということ。アナログな温かみとか、フィルム特有の粗さとかが支持されているのです(いまでもレコードにこだわるオヤジのようでちょっとホッとしたりもします)。

また、流行に敏感ですぐ飽きてしまう若者からすると、「デジカメの便利さに対する、ある種の反動」だとも考えられます。

撮ってすぐ見られないうえに、出来上がってくる画像にはノイズが入っている。撮ってみなきゃわからない、偶然性みたいなものに面白さを感じたのではないでしょうか。

ノイズは、体温や温もり、優しさという『感情』そのもの。『エモい』のエモの部分。一方で、ツルツル、ピカピカの綺麗な画像はただの情報。そこへの欲求不満を持った彼女たちが、『写ルンです』や『チェキ』にある『感情』を嗅ぎつけたのでしょう。

連写もできないし、ノイズも入る。暗いところではうまく撮れない。フラッシュを焚くと人が浮かび上がる。そういうノスタルジーな雰囲気が、エモいのです!

 

広がって衰退しない写るんですブーム

こうした「写ルンです」ブームは、現代の写真文化に何か影響を及ぼすのでしょうか。

感情的な『エモい』写真ブーム。様々な写真ブームの時代の中で、沢山の写真家も生まれてMした。「写ルンです」やポラロイド・カメラを使った表現で注目を浴びた1991年生まれの奥山由之さん。ファッション誌や広告、CDのジャケット写真などを多く手がけてきた新進気鋭の写真家です。

2017年4月に表参道で開いた個展では、ポラロイドで撮影した小松菜奈さん、広瀬すずさんら注目女優の写真を展示。大きな話題を呼びました。

奥山さんの写真集「BACON ICE CREAM」

amazon.co.jp奥山さんの写真集「BACON ICE CREAM」

いまの時代の申し子であると言える奥山由之さん。『エモいもの』を求めた世代がいたから奥山さんが出てきたのでしょう。

写真の世界には、その時代ごとに『魔法をかけられる写真家』がいます。80〜90年代は荒木経惟さんや篠山紀信さん、その次に蜷川実花さんやHIROMIXたちがきました。いま、そういう力を持ち始めたのは奥山さんかもしれません。

写真家の名前自体に、イメージそのものが付加価値としてつくことこそが、魔法。そして魔法というのは、いい写真だなという感想だけではなく、『自分でやりたいな』という気持ちをも出させる。奥山さんと同じような写真を撮ってみたいから『写ルンです』を買ってみる、という流れが生まれているかもしれません。

そうして魔法にかけられてか、それとも自ら「エモさ」を求めてか。

いずれにせよ、「写ルンです」を手に取る女子たちが増えたいま、新たに「魔法をかけられる写真家」は生まれるのでしょうか。

「いまの『写ルンです』の流行は、まだ『ブームの芽』。けれども、彼女たちは、写真の本質を体現することに気がついています。これがさらに流行したら、面白いことが起きるかもしれません。

SNSに投稿する方法

snsなどネット上に投稿するには、フィルムをデジタルデータ化することが必要になります。

撮った写真を、カメラ店などでCDやUSBなどにデジタルデータ化することができます。

現像するときに一緒に頼めば400~500円
データのみだけの場合は550~700円かかるようです。
※店舗によって価格は異なります

ネット申し込み (フィルムスキャンサービス*)

近くに「フジカラーのお店」がない方でもネット申し込みにより現像することができます。

申し込みの流れ(富士フイルムHPより)
見積もり、注文(富士フイルムHPより)

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